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2016年11月 (社員向け)月例社長メッセージ

「好奇心」を持ち続ける

2016年のノーベル医学・生理学賞は、細胞が不要になったタンパク質などを分解する、「自食作用(オートファジー)」と呼ばれる仕組みを解明した、東京工業大学栄誉教授の大隅 良典氏が受賞されました。これで本賞を受賞された日本人の方は4人目ということで、同じ日本人として、本当に誇らしく感じるとともに、尊敬の念を抱きます。

大隅氏は1988年に研究を始められてから28年間、一貫して細胞の「自食作用(オートファジー)」という現象の研究に取り組まれてきたとのことです。その胆力の礎にあるものを、大隅氏自身は「人がやっていないことをやる方が楽しい」とコメントされていました。誰もやらないこと、知らないことを「なぜ?なぜ?」という強い「好奇心」をもって、たゆまぬ探究心で、28年間やり続けて来られた成果だと思います。

私は、大隅氏の研究姿勢や物事のとらえ方は、製造業の設計・開発領域を担うメイテックエンジニアの皆さんにも、必ずつながる部分があると考えています。なぜならば、エンジニアも、世の中に新たな製品やサービスを必死に生み出したり、新たな付加価値が付けられるかを、愚直に追求し続けて、世の中に豊かさを実現しているからです。

当社入社式で基調講演をしていただいた、株式会社ZMPの谷口 恒社長がエンジニアとして身に付けるべき重要なスキルは、「観察スキル」「感性スキル」「技術スキル」とおっしゃっていました。要は、自分の視野を広げて多くのものを観察し、興味を持ってみる。興味を持ったものを、磨いた感性で自分なりにいろいろな視点で深堀り、理解する。そして、身に付けた技術力をもって具体的に行動に移していく、ということです。

ただし、この前提にあるものは「好奇心」です。「好奇心」がないと、興味を持って、掘り下げて探求することは困難です。「好奇心」を持ち続けて諦めない姿勢でいられることが、エンジニアとして挑戦し、成長する大きな要素といえます。
ノーベル賞を受賞された大隅氏のように、30年近くも「好奇心」や「探究心」を持ち続けて、一貫して研究を続けられることは、本当にすごいことだと、あらためて感服させられます。

メイテックでは、10月1日に2017年度新卒入社者の内定式を開催し、技術職312名、営業職14名の計326名の仲間を迎えました。お一人お一人が「好奇心」を持ち続けることで、これからのメイテックを引っ張っていってくれるものと、強く信じています。


以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 國分 秀世