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2015年10月 (社員向け)月例社長メッセージ

自らの対価にこだわる

10月より、中期経営計画(2014-2016)2期目の下期がスタートしました。

5月より実施している全拠点での社長懇話会では、2期目は「メイテックの事業システム(IN-OUT-FOLLOWという機能)を磨き続ける」「仲間を増やす(増員)」ということに、エンジニアの皆さんと一緒に取り組みたい、と話してきました。
そして、中期経営計画(2014-2016)のさまざまな施策を実行していく上で、「5つのストーリー」を掲げています。その中でも特に、エンジニアの皆さん一人一人に、下期に意識して考えてもらいたいことは、「自らの対価(技術提供の価値)にこだわる」ということです。

これまでのメイテックの歴史を見ても明らかですが、時代とともにお客さまからのニーズは刻々と変化し、メイテックエンジニアへ期待される提供価値も、それに合わせて変化してきました。
変化し続ける世の中のニーズに対して、「自分が今、そしてこれからどんな技術力や人間力を身に付けることで、お客さまに期待以上の価値を提供することができるのか」を常に先取りして考え、行動につなげることが重要です。その成果(アウトプット)の評価として、エンジニアの皆さんはお客さまから「対価」を得ることができます。

では、「自らの対価にこだわる」とはどういうことか?

私が、エンジニアの皆さんとお話しをする中で感じていることは、自分のアウトプットに対する直接的な評価として「自らの対価」を考えている人もいれば、自分のアウトプットと「自らの対価」を直接結び付けていない人もいる、ということです。
特に、直接結び付けていない人からは、「自分はお客さまが期待する以上の仕事をしたいし、良いものを創りたい。でも、それとは別に対価というものをとらえていて、必ずしも対価が高いことがすべてとは考えていない」という声を聞きます。
こういったエンジニアは、むしろ自分のアウトプットに自信が無いわけではなく、お客さまと一緒により良いものを創りたい、というエンジニアとしてのこだわりがとても強く、「自らの対価」にあまりこだわっていない印象を受けます。

ただ、われわれメイテックは、エンジニアのキャリアを支援する企業であると同時に、お客さまへ高い技術サービスを提供するプロフェッショナル集団です。
プロフェッショナル集団である以上、日々提供している技術力や人間力という価値における「対価」には、やはり一人一人がこだわって向き合うべきであり、今まで全員で築いてきた業界唯一の平均対価5,000円以上という市場価値を、さらに高めていきたい。

当然、仕事をしている中で、「自らの対価」へのプレッシャーもあるでしょう。日々納得いくことばかりでなく、苦しむことも多々あるでしょう。でも、われわれが全員で今の市場価値を創ってきたという誇りとプライドをもって、一人一人が「自らの対価」にこだわって、さらに高い価値を目指してほしいのです。

既に、拠点では2014年度よりエンジニアの皆さんとキャリア面談を実施しています。エンジニアの皆さんは、一人一人が自分の目指すべき姿に向けたキャリア形成を、考え始めていることと思います。それをきっかけに、あらためて「自らの対価」について考えてみてください。営業担当の皆さんも、お客さまやエンジニアおのおのに、対価について、どうアプローチするべきかを考えてください。対価にこだわり続けるためには、これからどういうアクションを行っていく必要があるのか、を明確にして、全員で取り組んでいきましょう。                        


以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 國分 秀世