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2015年9月 (社員向け)月例社長メッセージ

「派遣法」改正に向けて

メイテックは、1974年の創業以来、エンジニアの皆さんのキャリアを支援することで、プロのエンジニア集団として、日本の製造業のお客さまが期待する以上の価値を提供し続けることに、取り組んできました。
40年以上もの間、エンジニアという労働市場と、製造業の設計開発市場という2つの市場に対し、価値を創り、提供してきたわけです。

今、国会で改正案が審議されております「派遣法」がスタートしたのは、実はメイテックの創業よりも後で、12年後の1986年。
企業からと労働市場からの派遣ニーズが増え、派遣サービスを提供する人材サービス会社が台頭してきたことで、派遣労働者保護のために法的整備が必要と判断され、派遣法が成立しました。
その後、時代の変遷や環境変化によって、幾度かの改正が行われて、現行法に至っています。

「派遣法」は、派遣業界に携わるすべての会社にとって遵守すべき業法であり、メイテックが事業を行っていく上でも、最も重要な法律です。

メイテックは、関係するあらゆる法令・規則・社会倫理・社内規則等を、役員や各関係部署が責任をもって認識し、常に遵法精神と倫理観をもって、誠実に行動することを、コンプライアンスの基本方針としています。
今回の「派遣法」改正においても、メイテック全社員が正しく理解し、それに基づいた事業運営を徹底することが必須であり、お客さまに対しても、労働市場に対しても、改正の内容をしっかりご説明できることが重要なことです。

今回の「派遣法」改正の重要ポイントを、3つ挙げました。

1.派遣事業の健全化
  ⇒派遣事業者はすべて許可制に変わる

2.より分かりやすい派遣期間制限への見直しと雇用安定
  ⇒専門26業務、自由化業務による区別は廃止され、派遣社員個人単位、事業所単位を軸にした考え方に変わる

3.派遣労働者のキャリアアップと均衡待遇
  ⇒派遣を希望して働いていきたい人のために、持続的な成長支援と待遇改善を図る内容に変更・追加される

※詳細は、9月より全社員に配布する「2015年改正派遣法ポイントブック」を参照ください。
(社外用)こちらのページをご参照ください

この3つのポイントを中心に、全社員の皆さんが正しく理解できるための情報提供を行っていきます。既に、営業スタッフや間接職の皆さんには、「派遣法」改正に基づいた知識習得に取り組んでもらっています。
エンジニアの皆さんにも、9月より「派遣法」改正の詳細な情報提供を行っていきますので、是非正しく理解することに、取り組んでいただきたい。

そして、今まで以上に、お客さまがメイテックを信頼し、納得して活用いただいている状態を創り出すとともに、エンジニアの皆さんにとっても、安心して働き続けることができる環境を一緒に創っていきましょう。


注)「派遣法」の改正につきましては、8月31日時点では決定した事項ではありません。

以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 國分 秀世