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2012年3月 (社員向け)月例社長メッセージ

すべての代表者の皆さんへ

昨年の社長懇話会で話したように、リーマンショックによって、メイテックは約1,000社のお客さまの30%にあたる約300社のお客さまとのお取引を失いました。その経験を踏まえて取り組んでいることが、中期経営計画「共創21」の事業戦略目標「より強い顧客基盤の構築」です。

お客さまを顧客基盤にするということの意味は、仮に、再びリーマンショックのような危機が訪れたとしても、お取引が継続していただけるような関係を構築するということです。たとえ一人のエンジニアになっても、お取引を継続していただくということです。その一人が残るかどうかによって、その後の回復局面におけるエンジニアの増員対応が、まったく違ってきます。

お取引が途切れるということは、取引口座もなくなるということであり、そもそもお客さまとの継続的な情報共有機会がなくなってしまうので、お客さまが、どのタイミングで、どんなエンジニアを必要とされるのかという情報が途切れてしまうからです。逆に、一人でも残れば、その関係性をベースに、お客さまに、さまざまな営業提案ができ、それがエンジニアの新たなステージづくりになっていきます。

そうしたお客さまとの強い関係性を構築するためのキーマンに、すべての代表者がなっていただきたいと考えています。それが、年明けから、全国各地で開催している代表者決起大会の目的です。そこで代表者の皆さん、マネージャーの皆さんが語り合った想いと熱気を、全員が、自分の力として、それぞれの現場で発揮していただきたいと思います。

そうした観点より、来期から、事業戦略目標を「すべてのお取引先(1,000社)を顧客基盤として構築」に改訂する予定です。


以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 西本甲介