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2012年2月 (社員向け)月例社長メッセージ

一泊研修会の復活

当期は、リーマンショック以来、3年ぶりに一泊研修会を復活させています。リーマンショックの危機を乗り越えたとはいえ、すべての会社経費を自動的に元に戻しているわけではありません。今回の危機を通して、われわれは、さまざまなことを学んだわけですから、その学びの一環として、経費の使い方についても、本当に必要なものと、必ずしもそうではないものをしっかり分けようとしています。

その一つの基準となる考え方が、前例にこだわらないということです。企業も人も、順調に物事が進んでいると、過去にやってきたとおりにやればいいのだと考えてしまう傾向があります。その意味では、われわれも、リーマンショック以前は、なぜそれをやるのか、そのためにいくらの経費がかかるのか、ということを真剣に考えていたはずなのですが、もしかしたら、今までこうしてきたから、あるいは前年もこうだったから、というように判断してしまったことがあるかもしれません。

したがって、一泊研修会の再開についても厳しく検討を行いましたが、これは、メイテックにとって本当に必要なことだ、という結論にすぐに達しました。その結論とは、こうした場に参加することによって社員同士が語り合うこと、そして語り合うことによって、自分自身のエンジニア(社員)としての在り方について深く考えることこそ、メイテックが「プロのエンジニア集団」としてどうあるべきか、その一員としてどうあるべきかを社員全員で考える場であり、メイテックのDNAを継承する場である、というものです。だからこそ、多くの社員から、再開の要請がなされたのだと考えています。

その意味では、一泊研修会の本当の醍醐味は、むしろ二次会の方にあるのだと思っています。また、一泊研修会は、エンジニア(社員)の想いを、経営が受け止める場でもあります。全国の一泊研修会に参加する役員と、ぜひ話をしてみてください。


以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 西本甲介