2019年6月 社長挨拶

2019年6月 (社員向け)月例社長メッセージ

流れを変えていく力

自動車業界では、「CASE」という表現で、コネクティッド・自動運転・シェアリング・電動化という技術革新の波が同時に押し寄せており、「100年に一度」と言われる大変革期に突入しています。

その大変革期に、既存のプレーヤーのみならず、新たな価値を具体化して国境や業界を超えて参入する「ゲームチェンジャー」の存在が大きくなっています。例えば、自動車を「所有」から「利用」という価値に大きく舵を切るライドシェアサービス企業や、内燃機関から電動化にシフトし、自動車業界を一気に席巻しようとする家電メーカー。さらには、自動運転向けのAI実装ボードを提供して、メーカーの枠を飛び越えてすべての自動運転車の開発プラットフォーマーとなることを狙う半導体メーカーなど。

既存の競争ルールや秩序を破壊するほどの革新力を持つ「ゲームチェンジャー」ですが、その源泉は「ユーザー視点」にあると考えます。最終的には、ユーザーが圧倒的に「うれしい」、「便利」と感じる製品やサービスだからこそ、一気にユーザーの心を捉え、ゲームチェンジすることができるのでしょう。

私は、今世の中が抱えている多くの問題や課題、あるいは未来のことを考えて、他の人が思いつかない「あれば良くなる」何かを思い付く可能性は誰にでもあると思っています。ですが、それが現実的か非現実的かを見極めて、検証し、形にするには、エンジニアの力が必要です。エンジニアには、課題解決したいテーマに基づいて、デザインとテクノロジーを融合して、革新的な製品やサービスを具現化する力がある。エンジニアの仕事は、ゲームチェンジの大小にかかわらず、世の中の人が「うれしい」、「便利」と感じる状態を増やすことに、大きく貢献しているのです。

そのためにも、エンジニアの皆さんは、お客さまから業務を依頼される際、指示されることや与えられることを単にこなすだけではなく、いったんユーザーやマーケットの視点でアウトプットを想像してみてください。その行動が「こうすればもっと良くなる」という気付きや提案につながるかもしれません。また、具現化する時には、自分の専門分野の技術に固執しないことが重要です。最新の技術トレンドを吸収したり、自分の専門分野以外の技術に明るくなったりすることで、お客さまの期待を超えるアウトプットにつながっていくはずです。

試合の流れを大きく変えられる切り札の選手のように、「ここぞ」という時に頼られるエンジニアを目指してほしいと思います。

以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 國分 秀世

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