マイコン・システム系エンジニア 深美 匡継さん

●プロフィール
2005年  新卒入社
2005年~ カーナビゲーションシステムの企画と試作開発
2010年~ スマートフォン向けWEBシステムの設計開発
2011年~ 情報通信アプリケーションの設計開発
2012年~ 障害管理用WEBシステムの設計開発
2014年~ 電力監視Webシステムの設計開発

10年、20年後、最先端にいるために。
オールラウンドな知識を獲得し続ける日々。

AIに没頭した学生時代から、
生涯エンジニアという「職」へ。


「エンジニアがエンジニアでいられる」のがメイテック。どうすれば上流工程の仕事をし続けることができるのか?

その答えを「オールラウンダーでいるための努力」と表現するのが、深美さんだ。

高校生のときは、勉強をしない学生だった。でも、情報処理の授業だけは、テストで高得点を取ることができた。

大学時代は、人工知能(以下AI)に興味を持ち、言葉を認識する「自然言語処理」を研究した。「音声認識のレベルがまだ低い時代だったので、ファイル操作を指示するテキストから、文意を読み取るアルゴリズムを構築しました。

もともと、ロボットやアニメが好きで、『機械が考えること』とは、どういうことかと、ずっと考えていた節があります。大学3年生から研究室に入り、没頭できる環境で基礎を固めることができました」

就職に関して、最初は「パソコンをつくれ る場所で働ける企業」を目指したが、メイテックの説明会で考えが変わった。

「セミナーの会場で『メイテックは、エンジニアがエンジニアでいられる会社』という言葉に、胸を突かれる思いがしました。そして面談で聞いた『就社ではなく、就職ということを考えてほしい』という言葉にも共感できました」

エンジニアという「職」を獲得する場所。それが、入社する決め手となった。

「大局を知る」ことの
大切さに気付いた新人時代。


入社後は岡崎ECに配属され、カーナビゲーション(以下、カーナビ)メーカーで企画業務を担当した。

「次世代のカーナビで、既存コンテンツ以外で、どのようなコンテンツがあればユーザーは喜ぶか、を考え企画するという仕事でした。もともと車には興味がなく、カーナビが果たす目的は理解していても、現状が分からなかったので最初は苦労しました。カーナビの案内を従来より充実させるためには、どのような『もの』が必要なのかを考え、ゆるキャラを扱うような話もありました」

この仕事は5年間継続した。前半はお客さま先からも高い評価をいただき、出張や上司とのクライアント訪問に行くなど、さまざまな経験をさせてもらった。企画業務を進めていく上で「自分が上司の立場だったら、何を考えるか」というように、大局的なものの見方や考え方を学ぶことができた。

しかし、後半。同じお客さま先の別グループに移り、しばらくしてクレームが入った。

「へこみましたね。つらかったのは、クレームの内容がはっきりしなかったことです。改善プランの内容から、コミュニケーションにかかわるものであることは想像がつきましたが、具体的に自分の行動のどこに問題があったか分からなかったからです。まるで、プログラムのバグを探すように、苦しみながら自分で考え抜きました」

大局的に考えた結果、お客さま先の要望に応えることに集中しすぎて、一緒に働く社員一人一人に目を向ける意識が低かったのではないかと思い至る。ここでの経験は、その後の自分の働き方に好影響を与えることになる。

受託業務を経験して、
仕事への取り組み方を学ぶ。


最初の配属先は、リーマンショックから半年たったところで終了となる。その後、名古屋、次いで東京での受託開発業務にかかわることになる。

「名古屋では自動車関係のナビゲーションシステム。東京ではビル監視システムの開発にかかわりました。派遣と受託の仕事の進め方の違いを学び、私自身の仕事への取り組み方が変化しました」

派遣業務では、実際にかかった時間分の対価請求を行う。一方で、受託業務の場合には、当初予定された工数で成果物を出していくことが必要となる。

「見積もりを出すためには、あらかじめ、開発プロセスと起こり得るリスクをシミュレーションしなくてはいけません。例えば、お客さま先からの不明確な要求のものや複雑な仕組みの場合。想定外の工数が発生し、会社や一緒に働く仲間にも迷惑をかけます。私は最初、この考えが甘かったかもしれません」

仲間とのコミュニケーションを密に取り、リスク管理を徹底的に突きつめていれば仕事の質も高まっていたのでは、と反省材料はあったが、「さまざまな物事に対してより深く考える」習慣が身に付いた。派遣と受託業務の両方を通して、仕事の取り組み方を学ぶことができたとポジティブにとらえる。

+αの技術を獲得するため、
土日も技術研さんに費やす。


そして、現在。エンジンメーカーで工場などに使う発電機のエンジンを監視するシステムの設計開発を担当している。

「エンジンの回転数や油圧によるブレーキが適切に動いているか。トルクが低下していないかなどの情報を遠隔で確認するためのものです。この仕事は難航していて、お客さまが当初、外部に発注し準備したプログラムが適していないことが発覚。そんな中、チーム内でプログラムを組めるのが私一人だったため、プログラムを書くところから兼任することに。もともと担当だったシステムの設計に時間が割けなくなりました。終わりが見えないもどかしさがありながらも、一つ一つの課題をクリアしました」

これもエンジニアとして成長するための一歩。お客さまの期待に応えられるよう深美さんは、業務だけでは得られない+αのスキルを獲得するために、オフタイムも技術の研さんに努めている。

「休日は、社外の友達と集まり、グループワークで、金融関係のシステムを組む練習をしています。また、『Impress Watch(※)』などから日々の情報収集もしています。直近で気になる技術はロボットとIoTですね」

今後、技術がどのような方向に進んでいくのかは、不透明。だからこそ、どんな方向に動いても先端をキャッチアップできるようにオールラウンドな知識を獲得したいという。そしてもし、10年、20年後の将来、「やりたいこと、そのために準備していること」と、「時代の最先端」が出会う日が来たら、こんなうれしいことはないとも言う。

「自分が今、前向きでいられるのも、失敗から学んだことを活かしながら業務に打ち込んでいるから。だから、後輩たちにも失敗を恐れず、難しい業務だとしてもチャンスととらえてほしい。満足いく結果でなかったとしても、そこから得られるものは本当に大きい。『難しい』と『できない』は違うんです」

座右の銘は「一人はみんなのために、みんなは一人のために」。深美さんはこの言葉を大切にしながら、エンジニアという「職」をさらに追求し続けている。

(※)Impress Watch:株式会社インプレスが運営するIT系総合ニュースサイト

※当社社内報「SYORYU」:2018年夏発刊号に掲載した記事です

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