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夏のエンジニア実態調査を実施

夏のエンジニア実態500人大調査 夏のボーナスが増えたのは44.5% 成長戦略に組み込まれたロボット産業に対応する注目度は? 【夏に思い出すとひやっとする】エンジニアの都市伝説エピソード体験も発表

エンジニアのものづくりを応援するサイト「fabcross」では、エンジニア500人を対象に夏のボーナスアップの割合や、夏休み取得しやすさなど、夏のエンジニアの実態についてのアンケート調査を行いました。

【調査結果サマリー】

◆好景気によるボーナスアップの恩恵がいち早く現れたのは約半数44.5%。

景気が上向いて来たと言われるこの時期、昨年の夏のボーナスと比べて支給額にどの様な変化があるか聞き、現場のエンジニアに好景気の影響が届いているか調査。その結果、44.5%のエンジニアがボーナスが増加していると回答、好景気の波は届いて来ているようです。

◆夏休みの取得しやすさは?リフレッシュして効率的にはたらこうという意識も。

・ワークライフバランスや働き方について見直されている最近の傾向を受けて、夏休みの取りやすさに変化があるか聞いてみたところ、夏休みに関しては大部分のエンジニアが、今までと特に変わらないと回答。取りやすくなったと答えたのはわずか7%で、12.3%はむしろ取りづらくなったと回答しています。
・しかし、取りやすいと答えた人の中での理由としては、「しっかりリフレッシュして」という意識に職場がなってきているという答えが多くみられ、少しずつ意識が変わりつつあると見受けられます。

◆アベノミクス成長戦略に取り入れられた「ロボット産業」注力したい分野は「医療・介護」「農業」

・6月に発表されたアベノミクスの成長戦略にロボット分野が盛り込まれたことを受けて、個人で今後注目したいロボット分野や、職場で対応を始めたかについても調査しました。
・個人的に開発に携わりたいロボット分野としては医療・農業系ロボに人気が集まっています。

◆エンジニア都市伝説で最も体験の多かったエピソードは…

・夏ということもあり、エンジニアならではの恐怖体験を物語る「都市伝説」や「ひやり」とした事案についても聞きました。
・都市伝説では「休暇を取る日に限って担当する機械設備(機械系)やサーバー(ソフトウェア系)が不具合を起こす」という物が最も多く25.4%のエンジニアが体験したことがありました。人の都合に関係ない機械やシステムを相手にするエンジニアならではの苦労が伺えます。
・また、夏にぴったりの「ひやり」とするエピソードでは、高い気温や雷など、夏の気候によって機械や設備が起こす不具合の他、残業などで作業する夜の工場で感じる霊の存在などについてのエピソードが寄せられました。

アンケート設問・結果詳細

Q1 今年の夏のボーナス(額面の金額)は昨年の夏と比べてどれくらいでしたか。

好景気の兆しが見え始めたと言われる今期、夏のボーナスという形で結果が現れたのは44.5%のエンジニアでした。
昨対比で少しでも上がったと答える人はどの分野でも約半数おり、減ったと答えた人は10%程度。変わらなかったという人約30%と比べても、ボーナス増額層が上回っており、好景気の影響が広がっていると思われます。
特に、電機・電子分野やマイコンシステム分野のエンジニアは30万円以上上がったという人が15%近くおり、分野によってはかなりの好影響があるようです。

Q2今年の夏のボーナスを使って買いたいもの・したいことは何ですか。

ボーナスの使い道で最も人気が高かったのが「旅行・外出する」、「子どもの養育費」でした。
エンジニアとして、デジタル機器などに注目が集まるかと予想しましたが、ここはプライベートや家族を優先する家庭人としての顔が伺えます。

Q3 今年の夏休みは昨年と比べ取得しやすいですか。
Q4 前問で今年の夏休みは昨年と比べ【取得しやすい/取得しづらい】と回答した理由は何ですか。

ワークライフバランスが注目を集めている昨今ですが、夏休みの取りやすさについてはあまり変化がないようです。今までと特に変わらないとする回答が大部分、80.3%を占めました。
取りやすくなったと答えたのはわずか7%で、12.3%はむしろ取りづらくなったと回答しています。
また、取りやすくなった・取りづらくなったと回答した人に理由を尋ねました。
すると、取りやすくなった理由としては「しっかりと休んでリフレッシュする雰囲気になっている」という答えが最も多く見られました(59.1%)。
一方、取得しづらいと答えた人の理由も、「周りが連休を取りにくい雰囲気になっているため」(49.3%)と「周りの空気」が最も多く、夏休みの取りやすさは、職場内のそれぞれの雰囲気に依存している様子が伺えます。

【Q5−6前提】
6月24日に内閣によって発表された新たな日本の成長戦略に、「イノベーションの推進とロボット革命」が盛り込まれています。この中で、「工場の製造ラインに限らず、医療、介護、農業、交通など生活に密着した現場でも、ロボットが人の働きをサポート」するロボットへの注目が高まっています。

Q5 これを受けて、あなたが個人的に、今後開発に携わりたいと思うロボットの分野はありますか。

ロボット産業がアベノミクス成長戦略に盛り込まれたことで、エンジニアとして今後携わりたい分野を聞いてみたところ、「医療・介護向けパワードスーツ」(33.7%)や「農業向け単機能ロボット」(33.0%)といった、人手不足が心配される産業分野へのロボット技術に注目する意見が多く集まりました。
ものづくりを通して世の中を良くしたい、社会的に意義のある分野でのイノベーションを手助けしたいというエンジニアならではのモチベーションがあると言えるのではないでしょうか。

Q6 成長戦略の発表を受けて、今後あなたの職場でもロボット分野への投資・増資が始まると思いますか。

同じくアベノミクス成長戦略の発表を受けて、職場でロボット分野への対応があったか聞いたところ、全体的にはまだすぐには行動に落とし込んでいない職場がほとんどのようです。 しかし、「現在あるロボット関連の部署を増強する」(10.8%)動きが見られ始めるなど、今後長期的にみて、ロボット分野の盛り上がりを予想させる傾向は始まっています。

Q7 次にあげるエンジニアの都市伝説の中で、実際に体験したことがある物はありますか。

以下の有名な都市伝説の中で、実際に体験したことのあるものがあるか聞いてみました。
すると5)、3)、2)、1)のエピソードの順で、特に経験した人が多いことが分かりました。

1)電波関係の開発を行うエンジニアの子どもには、女の子が生まれることが多い
2)開発製品の試験をする際、必ずと言っていい程バグを見つける人がいる。そういった人はバグをつぶせるためゴッドハンドなどと重宝されることがある
3)機械や設備に触ると必ず不具合が起こってしまうというタイプの人がいる
4)納期が迫っているとき、徹夜覚悟で作業して寝落ちしてしまっても、翌朝作業が完成していたことがある
5)休暇を取る日に限って担当する機械設備(機械系)やサーバー(ソフトウェア系)が不具合を起こす
6)新たな機械設備を導入する時、お神酒やお清めの塩をお供えすることがあるが、そういったお供えをしなかった設備は、した設備に比べて故障が多い気がする。

Q8 いままでのエンジニア経験の中で、夏に思い出すとひやっとする、危ない経験や失敗談があれば教えてください。

夏に特有のひやり事案として、高温による機械の不具合や、雷による停電でコンピューターのデータが失われるなどの経験が多く上がりました。
「エアコンが効かなくなって、精密機器が不調になり止まった。」(化学系分野)
「節電を意識してエアコンの温度を低めに設定していたら精密機械や装置がオーバーヒートして故障しそうになった。」(電気・電子分野)
「プログラム入力中に雷で停電、入力したプログラムが消えた」(マイコンシステム分野)
「雷対策をしているさなかに雷が落ちて停電した」(電気・電子分野)
また、残業などで夜に工場などで作業中に、霊の存在を感じるという人も多少いるようです。
「かなり前ですが、ある電気機械のメンテを行っていたら、誰かに肩をつかまれたような感覚があり、振り返るが誰もいない。もしやお化けかと思ったが、よくよく考えてみると、その電気機械の漏電により、感電していたらしい。ヒヤッとするでしょう。」(電気・電子分野)

Q9 理系ならではの知識や知恵で、夏を過ごしやすくする工夫をしていますか。

多くのエンジニアが、空気の対流や流れを予測したり、気化熱を取り入れたりという形で空調に工夫を凝らしています。
「空気の対流を考えて、暑い熱を上部から逃がす。」(機械分野)
「外の涼しい空気を入れるため、出来るだけ低い位置の窓を開ける」(電気・電子分野)

また、人体の知識を利用して、動脈に近い部分を冷やすという意見も多数ありました。
「動脈に近い部位を冷やしたり、瞬間冷却のスプレーやひんやりシート的な物を使っている。」(化学系分野)

エンジニア特有の涼み方として、液体窒素を使う、精密機械のために空調を聞かせた涼しい部屋で涼むといった、職場の特徴的な環境を利用するという意見も多数見られました。
「工場内の液体窒素を使用している場所ではその冷気を利用している。」(電気・電子分野)
「昔は液体窒素を床にまいたことがある」(化学系分野)
「冷蔵室のような部屋があるので、そこへ行って涼む。」(化学系分野)
「冷風扇付き作業服」(機械分野)

結果詳細、ならびにグラフデータは以下よりダウンロードいただけます。

【調査概要】

調査方法:ネットリサーチ 株式会社インテージ調べ

調査方法:ネットリサーチ 株式会社インテージ調べ
期間:2014年7月11日〜14日
対象:全国のエンジニア563名
性別:男性528名・女性35名
業種:機械系エンジニア114名、電気・電子系エンジニア104名、
    マイコンシステム系エンジニア109名、IT系エンジニア114名、化学系エンジニア122名

【fabcrossについて】

「作りたいものは何でも自分で作る」という考え方で、ものづくりに熱中する人たちを私たちは応援します。「fabsross」ではメイカーズと呼ばれる新たなものづくりの旗手や、パーソナルファブリケーションと呼ばれる、欲しいものは自分で作る文化にまつわる人やモノ、情報を紹介します。また、ワークショップなどのイベントの開催を通じて、さまざまなものづくりを知るきっかけを提供します。作ることのうれしさ・楽しさをきっかけに、人と技術が繋がる世界をfabcrossは伝えていきます。

【メイテックグループについて】

メイテックグループは、エンジニアのキャリアを支援することを事業コンセプトに、設計・開発から、解析・評価、設計補助まで、幅広い業務領域に対応した技術者派遣サービスを中心として、エンジニアに関わるサービスを提供しております。 グループで、約7,000名の正社員エンジニアが働いており、取引先は大手製造業を中心に、常時1,000社以上、延べ4,000社以上の取引実績があります。

【「fabcross」の運営会社の概要】

 株式会社all engineer.jp
 会社所在地  〒107-0052 東京都港区赤坂8-5-26 赤坂DSビル
 代表者  矢部 哲也
 資本金  70,000,000円
 主な事業概要  ・日本最大級のエンジニア求人情報サイトの運営
求人情報サイト『all engineer[転職]』 (http://all-engineer.jp/)
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株式会社メイテック広報部 三宅
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