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2013年7月 (社員向け)月例社長メッセージ

ダブルブランド・プロフェッショナル

今年も、5月から6月にかけて、永年勤続社員の皆さんを表彰し、生涯エンジニア・生涯プロフェッショナルを達成した皆さんに感謝する総合表彰式が、全国で開催されました。毎年、受賞された皆さんのコメントから、多くのことを学ばせていただくのですが、今年、印象に残った言葉の一つが、「以前のお客さまから、『また戻ってきてほしい』と言われたことが、一番うれしかった。」というものです。

メイテックのエンジニアの働き方は、基本的には、お客さまをローテーションします。生涯エンジニアを達成した皆さんは、おおよそ10社以上、多い人は20社近くローテーションする人もいます。ローテーションによって、業務フェーズを変えたり、ときには分野を変えたりしながら、エンジニアとしての業務対応領域の幅を広げたり、自分自身の「強み」となる軸を確立しながら成長していくのが、メイテックのエンジニアの基本的なキャリアパスです。

その過程の中で、ときどき、以前のお客さまから、「ぜひもう一度来てほしい」という要請を受けるエンジニアたちがいます。その理由は、「本当は、彼に(彼女に)、もっといてほしかったのだが、予算がなくてやむなく終了した。今回、また予算がついたので、ぜひ彼に(彼女に)、もう一度、戻ってきてほしい」とか、「新しい開発プロジェクトを始めるにあたって、前回のプロジェクトを経験して、実力も分かっている彼に(彼女に)、もう一度、戻ってきてほしい」など、お客さまの事情によってさまざまですが、共通しているのは、「彼に(彼女に)」という固有名詞で求められている点です。

それは、当然のことながら、彼や彼女が、本人の「技術力×人間力=総合力」において、そのお客さまから強烈な信頼を勝ちとったからです。お客さまから強い信頼を勝ちとることがブランドの必須要件とすれば、彼や彼女は、「自分」というブランドを、そのお客さまにおいて確立した、ということだと思います。

こうした自分自身というブランドを、たくさんのエンジニアたちが勝ち得ているのが、「プロのエンジニア集団」であるメイテックです。その意味では、メイテックのエンジニアたちは、メイテックというブランドと、自分自身というブランドの両方を持ち、ダブルブランドの価値を高めていくプロフェッショナルだと考えています。

以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 西本甲介