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2012年12月 (社員向け)月例社長メッセージ

役員クレド

先般、メイテックにおいても、役員クレドを制定しました。クレド(credo)の語源は、ラテン語でキリスト教の教理・教義を表すことから、「信条」と一般的には訳されています。企業経営用語的には、“自社の経営における第一義的な行動原理”というような意味合いで使われています。

すでに、公開されていますが、次の3条で構成されています。

1. すべての現場に対して強い当事者意識を持つ。
2. 「人と技術」の経営のプロとして高い職業倫理観を持ち、「専門能力×人間力=総合力」を磨き続ける。
3. 全社員がつながりあうからこそ実現できる 企業価値創造のリーダーシップを発揮する。

業務執行に対して経営責任を負っている常勤取締役・執行役員は、今後、このクレドに則した行動を実践していきます。

これらの3つのクレドは、メイテックにおいては、特別な考え方ではないと思っています。ただし、役員といえども、日々のすべての行動において、それが実践できていますか?と問われれば、必ずしも「Yes!」と答えられないのも実情だと思います。従って、やってはいるけれど、完全にはできていないが故に、あえて、クレドとして制定し、実践していくという位置付けです。

3つのクレドすべてが重要ですが、1.が起点になると考えています。つまり、すべての現場に対して強い当事者意識を持ち、それを行動として実践できれば、おのずと、2.3.の実践につながっていくと考えるからです。要は、メイテックで起きるすべての出来事に対して、それは、自分が何らかのかたちでかかわっているのだと意識するということでもあります。その意味では、このクレドは、できれば、全幹部社員、ひいては、全社員の皆さんと共有したいと考えていますが、まずは、役員が率先垂範しなければならないと考えています。

仕事として自分が行うこととその結果が、自分だけで完結するものなど何もなく、有形であろうと無形であろうと、直接的であろうと間接的であろうと、メイテックの誰かに、あるいはメイテックにかかわっていただく誰かにつながっているのだと意識することが、“共創”の原点でもあります。


以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 西本甲介