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2012年6月 (社員向け)月例社長メッセージ

誰が雇用を守ったか

昨年から、メイテックではキャリア入社を再開しています。すでに社会に出て、仕事をして、ある会社組織の中でもまれて、その上で、自分の新しい可能性を求めて再出発する「場」としてメイテックを選んでいただいた人たちが、キャリア入社の人たちだと思っています。メイテックを選んでいただいたことに、心から感謝しています。

採用部門からの報告では、キャリア入社していただく人たちの応募動機の一つに、メイテックがリーマンショック後もリストラをしないで雇用を守った企業姿勢を挙げていただく場合が多いと聞いています。それ自体はありがたいことなのですが、キャリア入社の皆さんに、入社後に直接話す機会があるときには、「雇用を守ったのは会社ではなく、社員全員の力だ」ということを必ず伝えています。

自分で自分を配属する力を最大に発揮したエンジニア、自分だけでなく仲間の配属のための努力をしたエンジニア、さまざまな営業協力をしたエンジニア、自分たちで研修運営したエンジニア。そして、攻めの営業に転換し、受注獲得力と成約力を高めた営業。徹底したコスト管理で事業運営を行ったそのほかの間接部門。どれ一つが欠けても雇用は守れなかったと思います。社員全員の力で雇用を守ったということは、私たちが経験した事実なのです。

“雇用を守ってくれる会社”ではなく、これから先、再び有事が来ようとも、“自分たちで雇用を守りぬく会社”になっていくことが、メイテックが定めている「目指すべき姿」です。

先月から開始した社長懇話会では、そのために中期経営計画(2011.4.1~2014.3.31)で、私たちは何を行い、何を進めようとしているかを、あらためて、全国各拠点で話し始めたところです。社長懇話会でお会いしましょう。


以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 西本甲介