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2011年10月 (社員向け)月例社長メッセージ

事業戦略目標の継続

10月度に入り、3月決算期の企業は下期に入りました。ほとんどの企業が、こうした決算期をベースとして四半期(3ヵ月)ごとに予算の見直しを実施するので、それが当社の稼働率にも影響を与えます。企業が事業に積極的なときには開発予算も増額され稼働率も上がっていきますが、逆の場合は稼働率が下がります。

8月の米国債格下げショック以降、世界経済全体の不透明感が増してきていることから、ほとんどのお客さまが、技術開発投資にも慎重になってきているのは事実です。リーマンショックのときには各社一斉にブレーキを踏むという状況でしたが、いったん開発にブレーキをかけると、再立ち上げに多くの時間とコストがかかることから、今は、アクセルから足を離さないように懸命に努力されているお客さまが多いと感じています。

今後は、決算期の節目である四半期ごとに、稼働率がどのように変動するかを見極めながら、迅速な経営判断を行なっていく必要があります。

しかしながら、どのような状況であっても、われわれが継続しなければならないことは、「より強い顧客基盤の構築(新・中期経営計画<事業戦略目標>)」です。これは、約1,000社のお取引先のすべてを、「顧客」ではなく「顧客基盤」にしていくという目標です。すべてのお客さまを、有事になったとしてもお取引を継続していただける顧客基盤としていくためには、エンジニアと営業の連携と協働が必須であることを、あらためて全社員が認識し、行動していただくようお願いいたします。

以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 西本甲介