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2011年7月 (社員向け)月例社長メッセージ

”Why? > What?“

3年ぶりに社長懇話会を再開しています。当初は、何とか上期中には全拠点をラウンドしたいと考えていましたが、節電対策によるお客さまのカレンダー変更などによって、一部の拠点は10月にかかる見通しです。したがって、直接的な情報提供が少し遅れる拠点がありますが、社内イントラサイトのQ&Aなどを参照いただき、危機を脱した会社が前に向かって動き始めようとしている臨場感を、少しでも共有していただければ、と思います。

今回の社長懇話会は、もちろん、当期から開始している新・中期経営計画「共創21」が主題ですが、懇話会で話している内容の90%は、「なぜ、それをやるのか?(Why?)」に費やしています。逆に言うと「何をやるか?(What?)」は、10%くらいということになります。社員の皆さんの関心が、「何をやるか?(What?)」の方に高いことは承知していますが、あえて「なぜ、それをやるのか?(Why?)」に軸を置いています。

それは、「メイテックとして、リーマンショックから何を学ぶべきか?」が、今回の新・中期経営計画の根幹となっているからです。2009年・2010年の2年間は、メイテックとしても、会社が存続できるかどうかの危機を経験したわけですが、「それを乗り越えることができたから良かった」という総括では、何も学んだことになりません。また、どんなにつらいことや厳しいことでも、それを通り過ぎてしまうと忘れてしまうこともよくある話です。

私たちは、リーマンショックの経験を決して忘れてはいけないと考えています。それを忘れないためにも、新・中期経営計画「共創21」を進めていく段階においても、常に「なぜ、それをやるのか?(Why?)」を、私たち自身が自問自答し続けなければならないと考えています。

以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 西本甲介