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2010年9月 (社員向け)月例社長メッセージ

下期の課題

第1四半期決算は、営業目標を達成することができました。危機対応策として実施しているコスト削減策のうち、通期 で営業黒字化した場合に、社員のみなさんに還元すべき部分についても一定額の引き当てを行なうことができました。7月度で、稼働率もようやく80%を超えてきました。

だからといって、まだ危機を脱したわけではありません。一部の若年層においては、業務フェーズとレートのバリエーションを拡げて配属を行なっていることか ら、現状の損益分岐点稼働率は平時の目安である80%よりも高くなっていると考えなければなりません。よって、この水準を安定的に上回る状態にしなければ 危機脱出とは言えません。また、経済全体のマクロ環境も、急速な円高をはじめ、不安定かつ不透明な状態が継続しています。

よって、依然として当社も楽観を許すような状況ではありませんが、当社自身が回復基調にあることも事実です。そして、有事という長いトンネルの向こう側に 出口の明かりが見えてきたことも事実です。こうした事実をふまえたときには、危機脱出後を見すえた取り組みも行なっていく必要があります。

具体的には、8月の労使協議会で提示した2つの課題、①採用再開の検討、②さらなる配属促進策の実行、を下期には具体化していきます。こうした取り組みが、期初に提示した、事業戦略の「守りから攻めへの転換」の大きな一歩となっていきます。

攻めるとはリスクをとるということを肝に銘じつつ、前進していきます。

以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 西本甲介