2007年3月 社長挨拶

2007年3月 (社員向け)月例社長メッセージ

オーガニックに成長していく戦略

メイテックは現在、約6,000名のエンジニアの要員規模ですが、これまでの成長のドライバーは、新卒採用が中心 でした。ちなみに、2005年度の採用は、新卒採用:282名<2006年4月1日入社>、キャリア採用*:61名<2005年4月1日~2006年3月 31日入社>という実績でした(*本年度から、メイテックでは従来の「中途採用」を「キャリア採用」に呼称変更していますが、「中途に入社する」という意 味から「外部経験をキャリアとして認定した人を採用する」という意味への変更です)。この事例のように、キャリア採用の4~5倍の新卒採用を行うことに よって成長してきたわけです。

しかしながら、新卒採用労働市場はこれから急激に縮小し、さらに構造的に変化していきます。端的には、理工系新卒の絶対数が継続的に減少していくという変 化です。過去10年ほどは、毎年約10万人の理工系新卒者が労働市場に加わっていましたが、少子高齢化の顕在化と、いわゆる「理工系ばなれ」があいまっ て、5年後には8万人台になると予測されています。こうした状況からも、ここ2~3年の理工系新卒労働市場のヒートアップは、一過性の問題ではなく、構造 的な問題として対処しなければなりません。具体的には、メイテックにとっても、新卒採用だけに依存しないで持続的に成長していくための新しい増員モデルを どのように構築していくかというテーマになります。そのための戦略が、Global Vision21で取り組んでいる次の2つの戦略になります。

① グループ成長戦略:メイテックだけではなく、グループ全体で複数の派遣ブランド(現在5つ:メイテック、メイテックフィルダーズ、メイテックキャスト、メ イテックグローバルソリューションズ、メイテックエクスパーツ)を持つことによって、グループ全体で成長していく戦略<派遣事業のブロードバンド化・グ ループ増員モデルの構築>。
② キャリア採用強化戦略:メイテックの全国36箇所のEC拠点がキャリア採用機能を持つことにより、第一線の社員と連携した採用機能を強化する。

現在、全社・全グループそして第一線の社員の皆さんの協力により、こうした戦略の成果が少しずつ出始めています。①グループ成長戦略の成果としては、グ ループとしての増員維持の達成です。メイテック単体では、過去3年ほど約6,000名で横ばいの状況ですが、メイテックグループ全体の派遣事業(5ブラン ド+メイテックCAE)としては、8,276名(2006年9月末現在)となり3年前と比較すると、約600名の増員を達成しています。メイテックグロー バルソリューションズで採用している中国人エンジニア数も、すでに累計で100名を超え、2007年3月末には115名となる予定です。また、グループ内 におけるキャリアローテーションのしくみもできつつあり、メイテックフィルダーズからメイテックにローテーションしているエンジニア数も、まもなく累計で 100名を越える見通しです。そして、②キャリア採用強化戦略においても、本年度は150名を越える見込みであり、前年比約100名増を視野に入れていま す。一方で、2007年4月入社の新卒採用は前年比で約60名減を想定していますが、①と②の取り組みによって、2007年4月から始まる新年度もメイ テック単体とメイテックグループともに前年比増のエンジニア数でスタートできる見通しです。

企業にとって、社員の皆さんと「共生と繁栄」を実現していくためには、持続的に成長していくことが第一の要件です。現在メイテックグループで取り組んでい る①と②の戦略は、持続的な成長を、まずオーガニックな成長で達成していく戦略ということができます。M&Aなどによって、資本の力で外部経営資 源を取り込んで成長していくことを外部成長といいますが、自前の力で内部成長していくことを、オーガニック(有機的な、あるいは生命体のような)成長とい います。企業が長期にわたって持続的な成長を達成していくためには両方の戦略が必要ですが、市場や環境が構造的に変わっていくことに対処していくために は、オーガニックな成長モデルを構築することが第一だと考えています。厳しい風雪に耐えて年輪を重ねていく樹木が頑強であるがごとく、メイテックグループ もまず自分たちの力で年輪を重ね、強く太い幹をつくっていけるような企業集団でありたいと考えています。

以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 西本甲介

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