2007年2月 社長挨拶

2007年2月 (社員向け)月例社長メッセージ

プロアスリートとプロエンジニアの本

まもなく、社員の皆さんのもとに、1冊の新刊本を配布させていただきます。題名は「プロエンジニアが走るとき、跳 ぶとき 10のハードル」(幻冬舎刊)です。内容は、メイテックのエンジニア9名とメイテックフィルダーズのエンジニア1名、そして、プロアスリートで日 本発のプロ陸上選手である為末大選手とのコラボレーションとなっています。エンジニアと陸上選手というと、一見何のつながりもないようですが、そこに「プ ロフェッショナル」という価値観が加わると、驚くほど共通することがたくさんあるということが一読してわかってもらえると思います。この本のねらいはいく つかありますが、私は「ようやく出版できた」という思いです。第一は、メイテックのエンジニアをはじめとするメイテックグループの社員の皆さんが持ってい る仕事と職業に対する誇りを、何とかしてより多くの人々に伝えたいということです。第二は、メイテックという世に2つとない「プロのエンジニア集団」の存 在を、もっともっと世の中に知らしめたいということです。

昨年の夏ごろから、製造請負業界で偽装請負等の法令違反の摘発が相次ぎ、一部マスコミではかなり大きく報道されました。もちろん、当社は法令順守を厳しく 行っていますし、製造請負事業ではなく技術者派遣事業が本業です。したがって、当該案件とは直接的には関係ありません。しかし、世間一般から見れば請負と 派遣の区別を明確に行っている人も、製造分野と技術開発分野を明確に区分している人も少数であり、「同じような業界」と見られる場合が多いのが実態です。 こうした状況は、お客さまと当社の関係性においては、当社の法令順守の姿勢が一層理解され、法令違反で摘発を受けた請負・派遣事業会社の穴を埋めて欲しい という要請を受けることもしばしばあります。営業的にはマイナスの影響よりはむしろプラスの影響のほうがあるくらいです。しかしながら採用面、特にますま す過熱している新卒市場では、大きな逆風となることが予想されます。またメイテックグループの社員の皆さんが、ご家族や友人から「同じような業界、同じよ うな会社」という眼で見られるのではないかということも危惧しています。

したがって、こうした状況だからこそメイテックグループの社員の皆さんには今まで以上に胸を張ってほしいと切実に思いました。また、メイテックグループに これから応募いただく皆さんには、メイテックのエンジニアたちの心からの声を伝え同じようなモチベーションで働きたいと思っていただくことが何より重要だ と考えました。そこで生まれたのがこの本です。登場していただいたメイテックグループのエンジニアたちは、自分のことばで自分のことや仕事に対する思いを 真摯に語ってくれています。それは、とりもなおさずほかの多くのエンジニアや社員の皆さんが思っていること、感じていることでもあるはずです。ぜひその声 を聞いていただき、今一度自分自身のプロのエンジニアとしての誇りに向き合っていただきたいと思います。そしてご家族や友人の皆さんにも、この本を紹介し ていただきたいと思います。特に子どものいるエンジニアの皆さんには、「お父さん(お母さん)の仕事はエンジニアだ!」と、胸を張って伝えていただきたい と思います。書店に並んでいたら、「自分たちの本だ!」と自負してください。

今年は、業界のリーディングカンパニーであるメイテックとして新しい業界団体をつくる準備をしています。これは「業界全体の健全化」を目的に取り組むもの です。製造業向けのアウトソーシング業界が、急成長した一方で、まだまだ未成熟な部分を抱えていることも事実ですし、法令順守を行わない企業があるのも実 態です。こうした状況は、業界全体のイメージの低下だけでなく、産業界全体にとっても大きな損失です。業界の健全化の第一歩は、事業を行う上でもっとも重 要なステークホルダーであるお客さまと社員の皆さんに「安心と信頼」を提供することだと考えます。お客さまがどのアウトソーシング会社を使えばいいかわか らないというようでは、不健全な業界です。どのアウトソーシング会社に入社すれば労働者としての基本的な権利を順守してくれるかわからないようでは、不健 全な業界です。この業界団体に入っているアウトソーシング会社であれば、安心し信頼できるというものにしていきたいと考えています。すでに当業界で株式を 公開している数社と協議を重ねていますが、当社の経営理念である「共生と繁栄」の考え方で対処していく方針です。そして、当業界には誇りを持ったプロのエ ンジニアたちがたくさんいることをこうした活動からも知らしめていきたいと考えています。

以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 西本甲介

ページTOPへ