2017年11月 社長挨拶

2017年11月 (社員向け)月例社長メッセージ

数歩先にあるもの

10月初旬に、IT・エレクトロニクス企業を中心として667社/団体が参画された展示イベント「CEATEC JAPAN 2017」が開催されました。「CEATEC JAPAN」は、従来最先端のデジタル家電が集結する家電見本市としてのイメージが強かったのですが、2016年に脱・家電見本市を宣言されてから、テーマも出展企業も大きく変化しています。2017年は、「つながる社会、共創する未来」をテーマに、業界の垣根を越えた幅広い業種・産業の企業/団体が多数参画され、まさに進化したイベントとして、大きな変貌を遂げています。

変貌と言えば、世の中の製造業の在り方や社会の仕組み、働き方に大きな影響をもたらした産業革命が挙げられます。人手から機械に取って代わった機械化の第1次産業革命。電気エネルギーによる大量生産の第2次産業革命。電子工学やコンピューターによる自動化の第3次産業革命。そして今、IoTやAIなど機械が自らデータ収集し、分析・解析して行動するようになる第4次産業革命の風が、勢いを増しています。世の中の進化するスピードは、加速し続けていると感じます。

このような環境の中で、エンジニアの皆さんは、お客さまの設計開発や技術開発のニーズに、絶えずお応えし続けていますが、その先の世の中がどういう形で風が吹いていて、その風に応えるための技術やスキルを身に付ける準備はできているでしょうか。自分の足元にある今のトレンドに一生懸命応えようとするだけでなく、一歩、二歩先、更に数歩先にあるものを見ようとしているでしょうか。例えば、IoTやAIの進化に加えGPS衛星の精度が高まることで、近い将来農業がすべて自動化できる世の中がくるかもしれません。社会が変わる、産業構造のあり方がダイナミックに変わる中で、その時にエンジニアとして何ができるのか、何を期待されるのかを、知るための努力を惜しんではいけないということです。

有識者の間では、世の中にある作業領域の仕事の約半分はAIに取って代わられると言われています。ただ、エンジニアの皆さんには、それに怯えてほしくはありません。むしろ、AIという便利な″ツール“を自らが使いこなすことで、今まで想像もしていなかったような付加価値を提供できるのでは? というポジティブな発想の転換をしてほしい。それがとても重要です。

これからも「生涯プロエンジニア」を目指して活躍し続けるために、今の仕事、やり方だけにとらわれずに、視点を上げて世の中全体を見渡してください。日本全体を見渡し、さらには世界を見渡す。エンジニアの皆さんなら、それを繰り返すことで得られる気付きや情報から、数歩先にある技術の「進化」と「深化」にたどり着くことができると信じています。

以上

メイテックグループCEO
代表取締役社長 國分 秀世

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